チェロを構えるコツ「足を置き直す」(追記しました)

座奏するなら、足を床に「置く」

 チェロを演奏するとき、脚を開くには、足を置き直すだけでいいんです。

 体験レッスンでのこと。
 小学2年生のYさん。

 「弓の持ち方が気になる」
 「音を滑らかにしたい」

 というお悩みでした。

 ひと通り演奏を拝見した後に、まず、弓を動かすために弓の毛を見るようアドバイスを差し上げました。

 音に変化がありました。

 でも、Yさんはまだ変化を自覚していません。

 そこで、座って構えるところから、演奏を始めてもらうことにしました。

 ボクは言いました。

「チェロを身体に近づける時に、自分の足を床に置きなおしましょう」

これだけで、腕が自由に使えるようになりました。

Yさんも、納得した様子でした。
体験レッスンはこれにて終了。

 構えを直すには、
なぜその動作をしているかという目的をとらえて、
その目的を達するための、より良い方法を提案することが大事だなと、あらためて感じました。

※以下、追記(2015-04-20)

なぜ「足を置き直す」とアドバイスしたのか?

  足を置き直すことで、股関節から上のカラダ、特に腕の使いかたに影響があるのではないかと考えたからです。

 チェロを演奏する時、腕を体の前に持ってくる必要があります。上半身が後ろに傾いているよりも前傾しているほうが、腕を体の前に持ってくる労力は少なくてすみます。
 後ろに傾いた上半身を、起こす(あるいは前傾させる)には、さまざまなやり方があります。今回は、座るときの股関節の使いかたに着目しました。
 

 参考までに、2種類の「椅子に座ってヒザを開く方法」を比べる実験を紹介します。

比較実験「ヒザを開く」2つの方法

方法1「足を床に置いたまま、ひざを開く」

 椅子に座って、足裏を床につけます。
 足裏を床につけたまま、ヒザを左右にひらきます。

 何か気がついたことがあれば、書き留めておきましょう。

方法2「足裏を床から持ち上げて、ひざを開く」

 椅子に座って、足裏を床につけます。
 足裏を床から持ち上げて、ヒザを左右にひらきます。

 何か気がついたことがあれば、書き留めておきましょう。

 私からも質問させてください。
 「2つのやり方で、腕の動きはどう変わりましたか?」

 こうした動きの違いは、見た目にはほんのちょっとした違いです。でも、かならず違いがわかるようになります。変化をもたらす動きについて、観察を始めてみませんか?


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