あなたの演奏をイキイキと蘇らせる《奏法リノベーション》アドバイザー
バイオリン応援団☆いちろーたです。
全調スケール練習を「楽しく」やってますか?
もしかして、「スケール・アルペジオを全調できるようにする」ことを、苦しい修行だと思っていませんか?
なんと、もったいない!
とか言っておきながら、ボクも昔は、音階練習は居眠りしながらやってました。
いくら退屈だからって、居眠りしていたらバイオリンはうまくならないですよね。
今回は、
音階練習が退屈で、居眠りするほど嫌いだったボクが、
音階練習を大好きになった練習方法をご紹介します!
●こんな人にオススメの練習法です!
「音階練習はつまらない!曲をやるほうが楽しい」
「音階練習の意味がわからない!やりたい曲がひければいい」
「音階練習は時間の無駄!こんな調性どうせ使わない」
と思っている人には、メチャクチャ効き目のある上達法です。
(だって、ボクがそう思っていた張本人だったから言えるんです)
●音階練習は、音楽の世界を豊かにする!
全調スケールの攻略は、バイオリン演奏をするうえで欠かせない重要な意味があります。
スケール練習の目的は、指の動きで、音程(ピッチ)とリズムを繊細にコントロールできるようにトレーニングするというのは、ご存知と思います。さらに、フィンガリングの基本概念となる、指の基本形とポジション移動の《組み合わせ方》について、同主調や平行調、属音・下属音や導音、さまざまな和音の重ね方といった楽典上の重要な概念と指の運動を関連づけることも、忘れてはならない習得課題と言えます。
いったい、音楽性を豊かに運動性を高め、その学習効果を最大化できるように、継続して練習するにはどうしたらよいのでしょうか?
●練習を楽しめると、学習効果が最大化する!
練習による学習効果が最大化するのは、「楽しい!面白い!」と感じている時です。
「つまらない、苦しい」としか思えない練習をどれだけやっても、貴重な時間をドブに捨てるようなものです。
そう。
音階練習にも楽しめる要素が必要なんです。
いつもどんな工夫をしていますか?
●大公開!「音階練習なんかつまらない!」といっていたボクが、初めて「音階練習って、こんなに面白いんだ!」って思った練習方法はこれだ!
ボクの音階練習は、こんなやり方をしています……
ハ長調の音階練習をするときに、属音である、ト音を聞きます。
属音であるト音を聞きながら、ハ調の長音階を演奏します。
「えっ、属音を聞きながら?!」
そうです。属音が鳴り響いているなかで、音階を演奏します。
ボクが初めてこの方法をやった日は、ハ長調だけ。しかも1オクターブだけ。
でも、音階練習ってこんなに面白いものなのか!ってはまり込みました。
ほんの僅かな《指の動かし方》の違いで、ハモり方が全然違って音階の印象がまるで変わってしまうってことが面白くて面白くて、
夢中になって練習していたら、あっという間に3時間たってしまいました。
音階練習が嫌いだったボクが3時間も休み無しで、水も飲まず、トイレにもいかず、テレビも見ず、
1オクターブの長音階だけを練習していたんです。
信じられませんよね〜?
でも、本当に楽しく練習できるようになっちゃいました。
もしも、いままで一度もやったことがなかったなら、今日からすぐに始めましょう。
変化のきっかけは、ほんのひと工夫。
このひと工夫を、教わったとおりにやる。
わかるまで続ける。
ボクがやったのはこれだけ。
きっかけをつかんだら、行動を起こす。
それだけで、人は変わることができます。
今回は、「属音が鳴り響いているなかで、音階練習をする」というアイデアをご紹介しました。
ご感想をお待ちしています。
「どんなふうに《指の動かし方》を変えてゆくか」ということも、いずれご紹介しましょう。