バイオリン応援団☆いちろーたです。
最後に掃除機をつかったのは、いつでしたか?
あっ!待って下さい!
こんな話をしているのは、ちゃんとバイオリンに関係のあることだからです。
【90%の人が損している?!吸引力を無駄にする残念な掃除機の使い方】
掃除機で掃除をする時、どうやっていますか?
まさか、掃除機のヘッド(吸い込み口)を床に押し付けてませんか?
ゴシゴシと。
掃除機のヘッドを、ゴシゴシ床にこすりつけても、ぜんぜん意味がありません。
畳やカーペット、フローリングに傷をつけるだけです。
そして、掃除機の吸い込みパイプを破損することにもつながりますよ。
正しい使い方は……
掃除機のヘッド(吸込口)を床に乗せて、
掃除機がゴミを吸い込むのを待つ、
吸い込んだら、ヘッドを滑らせて移動する。
吸い込むのを待たないで移動してしまうと、
「うちの掃除機はゴミを吸ってくれない」
なんてことになって、掃除機メーカーへのクレームは毎日届くのでしょうね。
掃除機の仕事は、吸い込むこと。
掃除機を使う人の仕事は、吸い込む場所にヘッド(吸込口)をあてがうこと。
これだけです。
吸引力がどんなに変わっても、変わらなくても
この原則は変わりません。
掃除が上手な人は、このことを知っています。
吸い込めないゴミは先に拾っておくし、
掃除機の通りみちを広くしておくことでしょう。
掃除機の吸い込み方が悪くなれば、
フィルターやゴミパックを空っぽにして
性能を復活させることでしょう。
掃除機の吸い込み方に合わせて、ヘッドを滑らせる。
これが極意です。
モップや雑巾で、こぼれたミルクを拭き取るときも同じです。
モップや雑巾がミルクを吸い上げる……のを待ってから、滑らせる。
これが極意です。
コマーシャルで、ひょいひょいと、すばやく動かしているのは
あれは早回しだからです。
今度、掃除機やモップ雑巾の通販番組があったらチェックして見るとよくわかりますよ。
このように、掃除機でさえ、間違った使い方がはびこっていて
90%の人が、掃除機の性能を生かせずに《しないでいい苦労》をしています!
バイオリン演奏も同じこと。
もしも、あなたが演奏で苦労しているのだとしたら、それは、楽器だけでなく、
自分自身の正しい使い方を知らないまま演奏しているせいではないでしょうか?
バイオリンの演奏ではどうでしょうか?
演奏がうまくいくようなやり方で、やっていますか?
音が出るための仕事は、どんな分担でしょうか?
バイオリンから音が出るために、何が必要?
そのために、あなたがやれることは何?
あなたがやらなくてもいいことは何?
それがわかったら、どうしますか?
そうです、
実行しましょう!
それらの分担した仕事が
とどまることなく、
スムーズに流れてゆくには、
演奏を始めるまでに
何を済ませておくことが役立つでしょうか?
演奏が始まってからでないとできないことは
どんなことがあるでしょうか?
演奏が終わってからでないとできないことは
どんなことがあるでしょうか?
そのときにならないと実行できないことは
そのときになってから始めましょう。
演奏中にトラブルに見舞われたら
どんな対処ができるようにしてあるでしょうか?
そうです。
そのときに備えて、練習しておくことはできるのです。
もちろん、すべての可能性にたいして1つずつの答えを用意する必要はありません。
まずは、順調に演奏を始めて、順調に演奏を終えるまでのことについて
どんな出来事を積み重ねていけば、演奏が出来上がるのかを調べてゆきましょう。
はじめは大まかに。
それができるようになったら、徐々に細かく。
演奏というものが、ひと通りわかってきたら、
今度は演奏中に想定できる最悪の状況について調べてゆきましょう。
最悪の事態はどんなこと?
それによって、どんなひどい目にあう?
そのとき、できることは何?
そうならないために、あらかじめやれることはどんなこと?
こうしたことを問いかけることが役に立つことでしょう。