「もしかして、首をねじってませんか?」……あなたの腕が動けるロックの外しかた(アゴあて編・3)

この記事は約2分で読めます。

顔の向きの変え方で腕が楽になる……?!

バイオリンの構えかた、どんなふうにやっていますか?

「バイオリンを鎖骨にのせて」
「渦巻きの方へ顔を向ける」

はいっ、そこまで。

顔の向きを変えるとき、どこを動かしましたか?

もしも、あなたが最初に動かしたのが首だったなら、

あなたの演奏は、もっともっと良くなります。

しかも、簡単に。

もう一度バイオリンを構えてみましょう。

こんなふうにやってみるとどうでしょうか?

「バイオリンを鎖骨に置く」
「渦巻きを、目で見る」
「目の動きに、頭が付いていく」
「鼻先を落として、アゴがアゴあてでとまる」

どんな構え方に変わったでしょうか?

動きを言葉にすると、本当の「クセ」が見えてくる

なぜ、言葉にこだわる?

バイオリンを構える動きを、言葉にしているのには意味があります。

動きを言葉にすると、「手取り足取り」「見よう見まね」のようには伝わらなくなります。

想像してみてください。あなたが家族に買い物を頼む時のこと……。

お店の売り場に一緒にいて「これはダメ、あれがいい」と顔を見て買い物を進めてゆくのと、電話で声だけを手がかりに買ってほしいものを伝えるのとでは、まるで勝手が違います。さらに、買い物のメモだけで買ってきてほしいものを確実に買ってきてもらえるようにするには、売り場でおしゃべりしながらする買い物とは全然違った言葉遣いになることでしょう。

顔と顔を向きあわせて会話している時には、言葉の内容をいちいち吟味しなくても、会話が成立してしまいます。

声や文字を頼りに行動を作っていくには、言葉のごまかしが通用しません。

言葉には、《動きに対する考え方》がそのままあらわれます。

ある動きを言葉として言い表せた時、停滞することなく動くことができるようになります。

あなたは、バイオリンの演奏を、どんな言葉で言いあらわしますか?

五感を捨てて、思考で動きを構築しよう

動きを、言葉として流れるように言うことができれば、その動きは必ずうまくできます。

バイオリンの演奏を、言葉で言いあらわすことを始めましょう。

動こうとするとき、「何をしようとしているか」を言葉に表すトレーニングを始めましょう。

はじめは、簡単なものから。徐々に発展させていきましょう。

まずは、楽器を手に持つことを、言葉にしていきましょう。

【楽器を持つときに「やろうとしている動き」を声に出す】

これが、新しい挑戦です。

タイトルとURLをコピーしました