姿勢はオマケの副産物。じゃあ、本当に欲しいものは何でしょうか?【メニューインのヨガ的エクササイズを学ぶ】
オマケ《副産物》に気を取られていませんか?
みなさんの、最大の興味は何でしょうか?
――姿勢ですか?
――痛みですか?
――音色ですか?
――音程ですか?
もしも、これらの問題がすべて解決されてしまったとしたら、その先にどんな理想を描きますか?
こうした目先の悩みに時間を費やしてしまい、本当にやりたいとおもっていることに近づくための時間を使えずにいる……そんなことはありませんか?
私は、1ヶ月間、ヨガに取り組んでみて気がついたことがあります。それは、よい姿勢は副産物だということです。ヨガによって、姿勢がマシになったり、カラダがちょっとは柔らかくなったり、カラダをのばすのが気持ちいいとか、こうしたことは、しょせんオマケにすぎないということに気づいたんです。
私が、本当に得たかったものとは、いったい何だったのでしょうか?
ひとことで言いあらわしにくいのですが、「やりたいことをやるための自分」を磨くということでした。
ヨガを教わって得たのは、自分のやりたいことをやるための時間を確保するということであり、自分がやりたいことをやるために「自分には、本当はどんなことができるのか」を探す方法があるということであり、「現状に不満なら、やり方を変えればいい」といったことを学んだのでした。
私の敬愛するバイオリニストであり、教育者でもあるメニューインは、心身の協調作用を高めることの重要性を著書のなかで説いていますが、その実践方法として、ヨガふうのエクササイズを取り入れています。
メニューインのヨガ的エクササイズを自分で試しているところですので、効果があったものは随時メルマガにてご紹介していこうと思っています。ご期待くださいね。
メニューインの著作(ヨガ的エクササイズの記述があるもの)
『ヴァイオリンを愛する友へ』
『メニューイン/ヴァイオリン奏法』