「なんでバイオリンやってるの?」〜ヨガの先生との対話から【ぼくが教えることにこだわる理由】

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「なんでバイオリンやってるの?」
「しかも、ものすごく熱心にブログとか書いてるでしょう?それってどうしてなの?」

 ヨガの先生とお茶をしていたら、とつぜん聞かれました。

 ボクは、すこしのあいだ黙って、こう答えました……

「ボクが自分で教えよう」と思ったのは、なんで?

 いままで教わってきた先生が自分の模範だったんです。

「年をとっても、生涯現役で情熱をもやして、バリバリと演奏活動やレッスン活動をしているのってイイな」
「自分もあんなふうになりたい」

と思っていたんです。

 でも、あるとき、その先生がこんなことを教えてくれました。

「じつは、私ね、こないだの演奏会のとき、手首に痛み止めの注射をしていたんですよ」

 これを聞いて、ボクは驚きました。そして、落胆しました。

「ボクも将来、痛み止めの注射をしながら演奏をすることになるんだろうか?」

そんなのはイヤだ!って思ったし、

「痛みをこらえながら演奏するなんて、きっと何かが間違っているからなんじゃないかな?」

という疑問を持つようになりました。もしかしたら、どんなにすごい先生でも「じつは、誰にも言えずにいたんだけど、○○が痛いんです」ということがあるんじゃないかな。

 痛いのを我慢したり、「痛みどめを使えばなんとかなるから」って、自分のやっている方法を疑わずに教えてきたんじゃないかなと思うんです。

 「やりたいことをやるためには、痛いのを我慢しつづける」ってのは、不自然なことだと思いませんか?ボクは、そこに歪みを感じたんです。

 で、ボクのまわりでは誰もやっている人がいないから、ボクがまず情報を発信し始めようっておもうようになったんです。

バイオリンちょっとひとやすみ

 バイオリンという楽器の美しさ、演奏する姿のカッコよさにひかれて、自分で演奏できるようになりたいと思って演奏することをおぼえてきました。

 初めは、音が出ることが楽しくて仕方なかったんですよ。

 だから、楽器の持ち方とか音程なんていうことを気にしなくても、ただ単純に楽器を自分が持って動かすことで音が出てくるということそのものが楽しくて、練習とも思わずに、ただバイオリンとともに過ごす時間を楽しんでいられたんです。たとえ、どんなに姿がかっこ悪くてもね。

 これが、ボクの原点なんでしょうね。

 そうだ。ボクはバイオリン界に教育革命を起こしたいんだ。

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