【音楽とドッジボールの共通点?】「逃げる」から「取る」へ転じたボクの挑戦(思い出・ドッジボール編)

ドッジボールの思い出

 ぼくは、ドッジボールは「逃げる派」でした。みなさんは「取る&投げる派」ですか?「ひたすら逃げる派」ですか?

 みなさんは、ドッジボールで遊んだことがありますか?ボクが小さいころ、小学校や幼稚園では人気の遊びでした。人気の理由は、ひとつのボールと、ちょっとした空き地さえあれば、全員で遊べるからです。

 ドッジボールは、2チームで対戦するボール遊びです。大まかに説明すると、2チームに分かれます。ひとつのボールを投げてぶつけ合って、ボールを取れれば生き残って、ボールを取れずに落としたらコートを去る、コートのなかに生き残りが多いほうが勝ちというゲームです。本当は、もっと細かいルールがあります。

2つの生き残り戦略

 ドッジボールで生き残るには、2つの戦略があります。

 ひとつは、ボールに当たらないようにすること。もうひとつは、ボールを取ることです。

 ぼくは、ボールに当たらないようにすることが得意でした。からだが小さく、すばしこく動きまわるのが得意だったからです。わざと当たりやすい場所へ出ていって、かわして逃げることで相手をいらだたせたりして、見ている人をハラハラさせるのが大好きだったんですね。たぶん。

 クラスには何人か、必ず力自慢がいるもので、ドッジボールでも腕っぷしの強さを発揮する人がいました。彼らのボールはものすごい威力で、みんな次々とアウトになってゆくんです。当たったら痛そう!やっぱりボクは逃げる方がいい!

ぶつけられた痛み

 そんなボクでしたから、ドッジボールをしていて、ボクが生き残りの最後の一人になっても、いつまでも逃げまわって当たらずにいる、これこそが自分では自慢だったんですね。

 でも、あるとき、調子よく逃げまわっていたのに、うまいことぶつけられてしまったんです。すごく痛かった。

 それから、ボクは自分のドッジボールへの取り組み方に疑問を持ち始めました。

「はじめから逃げていたらボールを取れない。反撃ができない!」
「ということは、逃げてるだけじゃあ勝てない」
「勝つためには、取りに行かなきゃ!」
「痛いのは、逃げても取ってもかわらない!」

「どうしたらボールを取れるだろう?」
「よし、自分から狙われに行ってみよう」

こうして、ドッジボールへの取り組み方が変わりました。

目的が変えた「痛み」の意味

XOSO Dodgeball 009

 初めのうちは「いいカモが来た!」と狙われて、いいように当てられまくりました。そのうちに、取りやすいボールと取りにくいボールがわかってきました。取りにくいボールは無理に取らなくてもイイとか、取りやすい体勢を工夫すればイイということも気が付きました。そして、痛くない取り方こそが、ボールを確実につかまえて落とさない方法だと気づくまでには、たいして時間はかかりませんでした。

 クラスで一番ドッジボールが強い男の子が投げたボールを、真正面から受け取った時には「うおおお!とったあああ!!」と気持ちよくなったなー。いまでも蘇ってきます。

 投げてぶつけるほうはというと、あまり強く投げられるようにはならなかったので「逃げるのがうまい人」の心理を読んで、弱い人を狙ってばかりいました。でも、これも飽きるんですね。そうすると、やっぱり「強いやつを倒そう!」という思いが湧いてきます。

 防御のスキを与えない、取ったらすぐ投げる。味方の助けを借りて、相手に揺さぶりをかける、いつ攻撃するかわからなくする……強い人が自然にやっていることを盗んでいきました。

挑戦が変えたボクのなかの何か

 いま思うと、強い人は、ボールを投げて相手をアウトにすることで勝つ、という喜びをよく知っていて、それを得るために全力を尽くしていただけなんですよね。ボールを取るのに失敗してアウトにされても、外野に出されたあとでもまた内野に戻ろうと挑戦していました。

 ボールを投げるチャンスを、どうすれば増やせるのかということに貪欲でした。「ボールをおれに回せ!」ということもよく叫んでいました。

 これが音楽とどんな関係があるのでしょうか?

 音楽をやるのはなぜでしょうか?
  ・音楽家を目指すのはなぜでしょうか?
  ・オーディションに挑戦するのはなぜでしょうか?
  ・音楽教師を目指すのはなぜでしょうか?
  ・音楽活動を趣味として続けているのはなぜでしょうか?
  ・いまの音楽との関わり方にこだわるのはどうしてでしょうか?
  ・音楽でやろうとしていることを、音楽以外のことでやる方法は本当にないのでしょうか?

 やりたいことをやるのに、理由はいりません。「やる」か「やらない」か、どちらかがあるだけです。ですが、なんとなく「やりたい」気持ちが見えないでいるときには、こうしたことを自分と語り合ってみてはいかがでしょうか。

 「わたしが音楽をするのは何のため?」「音楽への関わりをやめないのはどうして?」ぼくはつらい時こそ、こう問いかけます。


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