「今度の発表会、何を演奏しようか?」
「新しいバイオリンがほしい!」(どんな?)
「どのオーディションを受けようか?」
「いつレッスン予約の電話をしようか?」
いろんなことを決められずに、僕はずいぶんと損をしてきました。
でも、ある時思いました。
「僕はいつ死んじゃうんだろう?」
いつ死ぬかは、自分では選べないんですよね。
でも死ぬまでに何をやりたいか、どれをやらないでおくかを選ぶことはできます。
ある時に思いました。
「それ、本当にやりたい?」
「今日が人生最後の日だと知らされていたら、それ、わざわざやる?」
そんな問いかけを日常的に、僕は使うようになってきました。
「死ぬ前に、済ませておきたいことはなに?どんなこと?誰に向かってしたい?」
初めは、そんなことを思うたびに「あれれ?またこんなことで悩んでる」と落ち込んだものです。いまでも、落ち込むことがあります。
でも、音楽に喜びや楽しみを見出している人に、一人でも多く、「音楽ってなんでこんなに楽しい?悲しいこともあるけど、生きるのっていいよね」と思えるような世界に作り変えたくて、そのために音楽をイキイキと奏でる人が増えて、幸せなプレーヤーが増えてくれるといいよなー、と思ってます。
優柔不断が克服できたとは思いませんが、少なくとも、大事な決断と、そうでない決断への時間配分が変わってきました。
重要なことの上位20%に、自分の使える時間の80%を注ぐように心がけをかえていってます。すぐにはできないけれど、少しずつ変わり始めています。
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